2026年、中古EREVのバッテリーとレンジエクステンダー点検
点検を1つ省くだけで4,000ドル以上の出費になり得ます。EREVはバッテリーとエンジンを一度に確認する必要がありますが、多くの販売店はバッテリー健全度しか見ません。それは全体の7分の1です。
中国の中古市場でEREVの比率が上がっています。Li Auto、AITO、Leapmotorが販売し、2026年には2〜3年落ちが輸出に回ります。本当に見るべき点は次の通りです。
1. バッテリー健全度(SOH)を正しく測る
表示航続を見るのは誤り。BMSのSOH%を読みます。3年落ちで85%未満は交渉、80%未満は見送りです。EREVのバッテリーは純EVより小さく、1サイクルの負担が大きく劣化も速いです。
2. エクステンダーの運転時間
ほぼ全員が無視する指標です。エンジンアワーメーターはガソリンエンジンがどれだけ働いたかを示します。3年・5万kmで2,000時間超なら寿命を大きく消耗しています。電動主体の使い方(中国都市の通勤の大半)なら1,500時間を大きく下回るはずです。
3. 発電機の冷却と排気
エクステンダーは一定回転で回るため、冷却系の負荷が通常エンジンと異なります。冷間で始動し、異音を聞き、冷却液の量と色を確認し、排気の青煙(オイル)や白煙(冷却液)を見ます。
4. 滞留した燃料
多くのEREVは電動主体で走るため、タンクのガソリンが12か月以上残ることがあります。ガソリンは劣化しインジェクターを詰まらせ燃料系を腐食します。給油時期が不明なら、燃料系洗浄を予算化:300〜600ドル。
5. 実EV航続は公称どおりか
公称200kmのEREVは3年後に実測160〜175km出るはずです。150km未満はバッテリー劣化か制御異常です。完全放電テストを行い、表示計を信じないでください。
6. 高電圧ハーネスとコネクタ
EREVにはバッテリーとエクステンダーの2系統の高電圧があります。両者間のハーネスの摩耗・腐食・修理跡を点検します。水没車はここから故障します。
7. 保証は移転できるか
Li AutoとAITOは通常8年または12万〜16万kmのバッテリー保証ですが、海外買い手への移転は国によります。中国の保証は輸出車を覆わないことがほとんどです。保証なし前提で予算を。
要点
- 表示航続でなくBMSのSOHを読む:85%未満は交渉、80%未満は見送り。
- エクステンダー2,000時間超は危険信号。
- 電動主体なら燃料を点検し洗浄を予算化。
- 3年後のEV航続は公称の80〜88%が目安。
- 中国の保証は輸出に及ばないことが多く、保証なしで予算化。